結婚式を行う時に、ゲストの皆さんが近くに住んでいるのであれば呼びやすいですが、実際にはそういうわけにはいきませんよね。
特に地元を離れての式の場合、親族や昔からの友人などは遠方から足を運んでもらうことになります。
遠方から結婚式に行く場合、招かれたゲストも服装やご祝儀以外に、交通費や場合によっては宿泊費などの負担も出てくることになり結構大変です。
そのため、一般的には、遠方からきてくれるゲストには、新郎新婦もそれなりの配慮をしなくてはいけません。
■宿泊の有無、宿泊先をこちらで決めてよいか否かは事前に確認しておこう
遠方からのゲストの場合、まずはゲストに宿泊の意志があるのかどうかを確認しておきましょう。
直接会って確認するのが一番失礼が無いのですが、遠方だと難しいかもしれません。そのような場合は、電話や手紙、招待状に宿泊の案内を同封するなどしてください。
メールで確認…というのは目上の方には失礼にあたりますので、まずは電話等が無難です。親族の場合は、両親に確認をお願いするのもよいかもしれません。
特に朝早い時間のウェディングやナイトウェディングの場合、時間によっては足が無く、宿泊が必須となるケースもあります。このような場合は、あらかじめこちらから宿泊の提案をしたうえで「宿泊先はこちらで決めて予約を取っていいか」ということを確認しておきましょう。
ホテルウェディングの場合は、宿泊に対して付帯サービスなどがあるケースもありますので、そういったものを活用できないかプランナーに確認してみるのも良いですね。
ただし、ゲストによっては「宿泊はするけど宿泊先や日程は自分で決めるから新郎新婦は準備しなくてよいですよ」という場合もあります。
このような場合は、「お車代」として、当日ゲストに手渡しすると良いでしょう。
■交通費や宿泊代はどこまで負担すればいいの?
交通費をはじめ宿泊代などは、ゲスト側にとっても大きな負担となりますが、新郎新婦としてもただでさえ結婚式にお金がかかるのにさらなる負担となりますよね。
本来であれば、交通費や宿泊代は全額負担するのが理想とされています。
しかし、全額負担も1人や2人なら良いのですが人数が増えるとそれだけで○十万円なんてかかってしまうこともあるかもしれません。
そうなると「このゲストの招待はあきらめるしか…」なんて思ってしまうかもしれません。
実際には、全額負担が厳しい場合は、あらかじめゲストに「このくらいしか負担できないのだけど」と相談したうえで一部負担という形で収めているケースが多くあります。
一部負担の場合、例えば交通費は、片道分は負担する…といった感じです。
飛行機や新幹線を利用する場合は、あらかじめ早割などで安価でチケットをゲットして送付するという方法もあります。こうすると定価よりもかなり安くチケットがゲットできるので、負担も少なくなりますよね。
交通費+宿泊代が必要な場合は、宿泊代は1泊分全額と交通費は○万円までなど決めてゲストと相談してみるのも良いでしょう。
ゲストによってはせっかくだから…と連泊して観光などを楽しむ方もいますので、「ここまでは負担できるけど…」という意志を示しておくことも重要です。
また、こういった負担の申し出を新郎新婦も大変だろうから…と「こちらでやるから負担しなくてよいですよ」と言ってくるゲストもいるかもしれません。このような場合でも、できるだけ当日「お車代」としてある程度準備しておいた方が無難でしょう。