結婚式って新郎新婦が主体となって行いますが、どうしてもゲストの力を借りる場面ってありますよね。
例えば、受け付けは一般的には新郎新婦それぞれの友人・親族の中からお願いすることになりますし、披露宴のときに余興をお願いすることもあります。
こういった結婚式に対して協力をしてくれた方や、遠方からきてくれたゲストの方には、お礼や、お車代を渡す方が良いでしょう。
では、これらはどういったタイミングで渡せばよいのでしょうか?実は渡すタイミングは3回あり、そのどのタイミングでも失礼ではないと言われています。
■受付で渡してもらう
まず1回目のタイミングは「受付」です。結婚式に参加するゲストの方は必ず全員が受付をしてもらうことになります。
そのため、受付の方に「この人がいらっしゃったら渡してほしい」とあらかじめお願いしておき、受付の方から手渡しで渡してもらうのです。
しかし、この場合、デメリットもあって、受付には多くの方がいらっしゃいますので人目に付くことになります。
お礼やお車代はあまり目立つような渡し方は好ましくありませんので、この点は配慮が必要ですし、受付の方が顔を知らないケースもあり渡し間違いが無いとも限りません。
■披露宴中に親から渡してもらう
最も無難と言われているのが、披露宴中にタイミングを見て親から手渡しをしてもらうという方法です。
披露宴中は常にイベントが行われているわけではなく、歓談の時間がとられています。そのような時間に、親から手渡しで渡してもらうとよいでしょう。
この場合、親も結婚式に協力してくれた方に対してお礼を述べることができますし、席次もあるので人間違いというケースも比較的少なくなります。
特に、挨拶をしてくれた上司など目上の方の場合は、受付でお礼を渡すのは失礼…と取られる可能性もありますので、このような方法が無難でしょう。
■最後見送りのタイミングで
披露宴が終了すると、新郎新婦・両家の親でゲストの見送りを行います。このタイミングでお礼を渡すという方法も良いでしょう。
ただし、この場合は、あらかじめお礼を渡す相手の顔をしっかりと覚えておく必要がありますし、お礼を渡すときも新郎新婦ではなく、親から手渡しする方が無難です。
新郎新婦もしっかりと「今日は○○をしていただきありがとうございました」とお礼を述べるのを忘れないでくださいね。
■二次会でひっそり渡すのもOK
結婚式で渡すタイミングは上記の3点ですが、その後の二次会にその方が参加すると確定しているのであれば、二次会の席でひっそりと新郎新婦から手渡しするのも良いでしょう。
この場合は、新郎新婦二人そろって渡しに行くのがマナーです。
ただし、既にお酒によってよく分からない…なんていう状態になっていないように注意してくださいね。
■式場関係者への心付けは渡すべき?
日本ではあまりなじみのない習慣ですが、海外などではチップがありますよね。それと同じように、当日結婚式を作り上げてくれた式場スタッフに「心付け」を渡したい!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
渡さなくても決して失礼ではありませんが、渡しても問題ありませんので、新郎新婦の判断で結構です。
最近では心付けは受け取らないという式場も増えていますので、そのような場合、無理に押しつけるのはやめておきましょう。
渡すタイミングとしては式当日の最初に会ったときや、式が終わった後などです。