結婚式の準備を進めていくにつれて、どんどん頭を悩ます事態が増えていきます。
そんな中でも、最も悩むものの一つが披露宴会場でのゲストの席の配置です。席の配置は一歩間違えるとゲストに不快な思いをさせてしまったり、常識がないなと思われてしまいかねません。
席の配置は地域柄も結構関係してきますから、ぜひ式場のプランナーさんにも相談してみましょう。
ここでは、一般的に失礼でないと言われる披露宴での席の配置についてご紹介していきます。
■上座・下座を覚えておきましょう
席には上座と下座があります。披露宴会場での上座は新郎新婦に近い位置、下座は新郎新婦から遠い位置となります。
一般的には上座に主賓を配置し、下座に親族や身内などを配置するのがセオリーです。
また、新郎の席の側には新郎のゲストを、新婦の席の側には新婦のゲストを配置すると良いでしょう。
■まずはゲストをグループ分けしましょう
ゲストの席を決めるときに、まずはグループ分けをしておくと席の配置を考えやすいです。
新郎の会社関係・新郎の友人・新婦の会社関係・新婦の友人・親族などどのグループ分けに何人くらいいるのかをまずは把握しておきましょう。
この時バランスよくグループ分けが出来るとよいのですが、中々そうはいきませんよね。
その場合は、グループの中で更にグループ分けをするとよいでしょう。
例えば会社関連であれば、上司から順番に並べてみましょう。同僚の場合は、同じ部署や仲の良い人などをまとめておくと良いですね。
友人の場合は、仲の良い友人同士は出来るだけ同じ席の方が良いでしょう。
ただ、友人の中には、他に知り合いがいないけど一人で来てくれた!なんていう方もいますよね。そのような場合は、その人の性格や趣味などと出来るだけ合う人と同じ席になるよう配慮してあげましょう。
一人での参加は心細いものですが、それでも結婚のお祝いをしたい!と来てくれるのです。こちらも最大限の配慮を持ってお迎えしたいですね。
■新郎新婦の正面は最も主賓の座る席です!
円卓にしろ、長机にしろ、新郎新婦の目の前である正面の席はそれぞれの主賓が座る席となります。
主賓として招いた方がいらっしゃる場合は、その方を配置し、会社関連の方を配置する場合は、最も主賓の席には役職が最も高い方を配置します。
会社関連の方の場合は、そのまま、役職に沿って席を配置するとよいでしょう。
■子連れのゲストに配慮するにはどうしたらいい?
子連れのゲストに関してはきめ細かい配慮が必要となります。お子さんの年齢にもよりますが、まだ授乳が必要な月例の場合は、できるだけ授乳スペースを準備しておいたり、出入り口から近い位置に配置するなどしておきましょう。
さらにベビーベッドなども準備してあげるとよいですね。
また、お子さんが退屈しないように、席におもちゃを準備しておいたり、席の近くにキッズスペースなどを配置出来ればなおよいでしょう。
式場によってはシッターを待機させることも可能です。
■車いすの方やご年配の方にも配慮を
披露宴会場によっては、テーブルとテーブルの間に十分なスペースが無かったり、段差があったりします。このような場合、車いすで参加されるゲストは身動きがとりにくい状況になってしまうので、きちんと席の配置でも配慮をしましょう。
できるだけ出入り口に近い所や、段差のない席を準備するなどきちんと配慮して不快な思いをさせないようにしましょう。